Q&A一覧
金型メンテナンスのついでに、開き止めを追加してもらうことは可能ですか?
射出成形金型を運搬する際に、固定側を上にして吊り上げることが一般的です。古い金型の場合、開き止めが無いために吊り上げることができず、輸送に支障をきたします。当社では、メンテナンスの際に開き止めの追加加工も承ります。続きを見る
製品面がメッキ処理された金型のメンテナンスは可能ですか?
当社は、製品面がメッキ処理された金型のメンテナンスが可能です。 メッキ処理された金型は耐久性が高いため、メンテナンスの頻度は少なくできますが、長期間保管されている場合成形再開時には最低でも、パーティング面の確認→メンテナンスが必要です。特に、製品部分のメッキ面のチェックで錆びや傷が発生していた場合、メッキを剥離して修理した後、再度メッキ処理が必要となるた、保管前のメンテナンスが重要になります。 メッキ処理をされていても、湿度が高いと錆の発生は避けられないので、保管場所には注意が必要です。続きを見る
金型のメンテナンス基準について教えてください。
成形メーカー様ごとに基準を設けていると思われますが、成形材料・金型の構造などを考慮してショット数管理を確実に行うことが重要です。どの程度のショット数でメンテナンスを行うかは成形メーカー様の重要な判断項目です。 成形業務のなかで不具合が発生する前兆が現れることがあればその前のショット数を基準にメンテナンスを検討されるのが望ましいと思います。 不具合の例としては、下記が挙げられます ◆ガス付着 ◆ガスによる腐食が原因のバリ発生 ◆製品面の曇り 等々続きを見る
金型のメンテナンス項目について教えてください。
当社が対応しているメンテナンス項目としては下記になります。 ・パーティング(PL)面の点検 何もメンテナンスをしていない金型の場合、パーティング面にガスが付着してしまっています。 ・分解 全てのパーツを分解して部品単品の状態にします。 ・洗浄 超音波洗浄機を用いて洗浄を行います。大きさの問題で洗浄機に入らない部品もあるので、その場合はパーツクリーナーを使用して対応します。 ・部品の点検 部品単品ごとに損傷が無いか細かくチェックをします。部品に問題があった場合、損傷であれば溶接などで肉盛りを行い、形状を復元します。スライドのカジリなどの場合も溶接で面の復元を行います。 ・組付け 組付けする際にも、ひとつひとつの部品の細部を確認しながら実施いたします。続きを見る
金型レーザー溶接肉盛りのポイントについて教えてください。
X軸Y軸を自在に動かしながら、形状に合わせた溶接をスピーディに行うことです。ワークサイズに合わせて出力を変えながら肉盛りを行います。また、溶接範囲に応じて出力を変えることもあります。太い溶接線で溶接をする際は出力が必要になります。細い溶接線の場合はそれほど出力が必要ありません。続きを見る
金型の肉盛り溶接を行う上際に使用する機械について教えてください。
当社で使用しているレーザー溶接機は下記でございます。 レーザー溶接機 ・ALPHALASER AL75 ・ALPHALASER AL150 こちらのレーザー溶接機の特徴としては溶接線が0.3~0.6㎜まで対応することができ、対応幅が広いことが挙げられます。(0.6㎜は溶接線としては太い) この特徴から点・線・面の肉盛りが可能です。続きを見る
金型の肉盛り溶接を実施した際の金型への影響にはどのようなものがありますか
肉盛の方法としては、レーザー溶接のほかにアルゴン溶接・TIG溶接などがあります。どちらも、対象物が高温になることで変形や変質を起こし、寸法や形状に狂いが発生することがあります。当社では、熱変異の少ないレーザー溶接を使用しております。続きを見る
金型のバリ修理を行う上でのポイントを教えてください。
金型のバリ修理を行う上でのポイントは、 ・熱変異が少ない方法で溶接を行うこと ・製作時の品質に近づけることなどが挙げられます。 2D/3Dデータがあれば、製作時の状態に近づけることができます 金型の状態によっては、修理対応が困難な場合があります。 自社では修理可能か判断が難しい場合は、お気軽に当社にご相談下さい。続きを見る
金型のバリ修理とは何ですか?その方法について教えてください
射出成形で長く金型を使用していると、劣化や腐食などでPL面に隙間が発生します。その隙間を無くすための修理がバリ修理です。 バリ修理の方法としては、劣化や腐食した部分に対して、肉盛り溶接をして元の形状に戻します。当社の場合は熱変異の少ないレーザー溶接を使用して肉盛を行います。続きを見る
金型の錆落としを行ううえのでポイントを教えてください。
金型の錆び落としを行う上でのポイントは、製品面やPL面に影響が出ないように、注意を払う点です。製品面であれば、形状への影響、PL面であれば、バリ発生の恐れがあります。続きを見る
金型の錆落としとは何ですか?またその方法についても教えてください。
金型の錆び落としとは、金型に付着した錆を防錆材や超音波洗浄機を用いて落とすことです。金型を保管する際の防錆処理が不足していると、次回使用時に錆が発生してしまうことがあります。方法としては、錆落とし用の特殊な溶剤を使用し、超音波洗浄機で処理します。この特殊溶剤は当社のノウハウの部分であります。金型の錆落としでお困り方がおられましたら是非一度お声かけください。続きを見る
樹脂成型用金型の寿命を長くするためにはどのようにすればよいですか?
長期量産を計画している金型なら、初期費用が高くても高精度・高品質の金型を製作することをオススメします。精度が高ければ成形中の金型に無理な力が加わらず、トラブル発生のリスクが減少します。そこに適切なメンテナンスを実施すれば、修理回数や成形ラインの停止回数が減り、ランニングコストを抑えることができます。結果的にはトータルコストを抑えることにつながります。続きを見る
金型のメンテナンス方法について教えてください。
一般的な金型のメンテナンス方法としては、まず金型の分解を行いそれぞれのパーツを超音波洗浄ならびに有機溶剤で洗浄し、錆びている部分を磨いたりメッキしたりします。部品の摩耗が激しい場合は、入れ子の修理・再作成、部品交換をし、金型を組み立てて最後に動作確認をして終了となります。 射出成型金型は、加工を重ねる中で様々な要因で成形不良が発生する場合があります。そのため、定期的な分解洗浄を行ってメンテナンスをすることが重要となります。続きを見る
金型のショット数保証はできますか?
当社では対応不可とさせて頂いております。金型を長期間量産に使用した場合、適切なメンテナンスを実施していても、摩耗や疲労によるトラブルを「ゼロ」にはできません。金型メーカーに極端に過大なショット数の無償保証を課すことは現実的ではありません。ただし、明らかに金型に起因するトラブルに対しては責任をもって対応させていただきますので、状況をお伝えください。続きを見る
金型のメンテナンスについて教えてください。
金型の寿命を延ばすには、日ごろのメンテナンスが重要です。 成形後の金型に付着した樹脂から発生したガスや汚れを放置すると、汚れが硬化したり、サビや腐食の原因になります。成形材料やショット数によって頻度は違いますが、定期的に分解洗浄や修理などのメンテナンスを実施することをオススメします。続きを見る
ショット数によって金型寿命は変わりますか?
はい、ショット数によって金型寿命は変わります。金型の寿命は鋼材や使用する樹脂素材、使用・保管の環境によって異なります。ショット数(成形回数)も金型の寿命に関わる要素の一つです。当社ではどれくらいのショット数(成形回数)に耐えられる必要があるのかを計算して金型を製作します。ショット数が多く必要な金型には、耐摩耗性や靭性の高い鋼材を使用します。続きを見る
金型の溶接修理をご依頼することは可能でしょうか?
金型よろず支援ネットを運営する株式会社モリヨシ技研では、金型の溶接修理を承っております。 「射出成形用の金型が、摩耗・欠損してしまったが、自社で修理ができず困っている…」 「バリの発生によって、製品の品質低下が発生している…」 「金型は価格も高いため、更新型ではなく修理で何とかしたい…」 このようにお困りのお客様は、是非当社にご依頼ください。金型の溶接修理に関しても多くの事例がございますので、是非一度ご覧ください。 金型の破損には様々なケースがありますが、欠損・腐食・カジリが発生した場合の多くは、肉盛り溶接を施したのち形状復元の加工を行ないます。 金型の溶接修理を行う上では当社では温度変化を最小限にするためにレーザー溶接を活用しています。 >>金型よろず支援ネット の金型事例集はこちら続きを見る
大型の金型のメンテナンスはできますか?
金型一式でのメンテナンス対応に関しては2.8tまで対応可能となっております。 当社ではこれまで金型の全ばらしを基本として実施しております。自動車、医療、日用品等多くの業界、またあらゆる材質の金型メンテナンスの対応が可能ですので、大型の金型、その他金型全般の修理・メンテナンスに関してお困りの際は当社までお問い合わせください。 >>>お問い合わせはこちらから続きを見る
材質ごとに金型の寿命は変わりますか?
はい、異なります。 例えば金型にスライドが多い、傾斜ピンがある等の金型の構造の違いで寿命が異なる場合もございます。 成形材料によってもガスが出やすい場合があるため、金型の寿命に影響が出てきます。 また、ガスによる腐食を防ぐために焼き入れ材を使用することで金型の寿命を延ばすことも可能です。 金型の材質のみならず、構造等あらゆる金型の違いによって寿命に違いが出てきますので、金型の寿命やメンテナンスに関してお困りの際は当社までお問い合わせください。 >>>お問い合わせはこちらから続きを見る
金型の寿命はどれくらいですか?
金型の種類やショット数によって異なりますが、時期の目安としては100万ショットで一度メンテナンスをしていただくことを推奨しております。 ですが、スライドが多い、傾斜ピンがある等、金型の構造の違いや、成形材料によってはガスが出やすい場合もございますのでショット数は目安となります。 また、適切なメンテナンスの実施で寿命を延ばすことも可能です。 金型の適切なメンテナンスに関してお困りの際は、当社までお問い合わせください。 >>>お問い合わせはこちらから続きを見る
製作可能な射出成形金型のサイズを教えてください。
射出成形機サイズで30tから450tクラスまでは社内製作が可能です。 それ以上になると、提携金型メーカーと協力して対応いたします。(MAX 800tまで)続きを見る
どのような実績がありますか?
最近では透明品や樹脂メッキ品、医療関連の金型でご好評をいただいています。 また、自動車内装品やパソコン関連を数多く手掛けています。 特殊なものでは、長年Mgチクソ金型を製作しています。続きを見る
金型の補修・メンテナンスの見積り依頼をしてからどれくらいかかりますか?
補修については、成形品で形状確認が可能で不具合箇所の部品サイズや程度が分かれば、最短で翌日には見積り提出させていただきます。 メンテナンスでは、型サイズとメンテナンスの内容に左右されます。続きを見る
どのように金型を出荷していますか?
金型重量3.0tまでは自社便で運搬可能です。それ以上になると運送業者に依頼します。続きを見る
どのような材質の金型のメンテナンスに対応可能ですか?
特に鋼材による区別はありません。(NAK80, STAVAX, PAX30,S50C等)続きを見る
サイトには掲載がない製品のメンテナンスにも対応可能ですか?
ご相談いただいた際にお打ち合わせさせていただきます。
工場見学はできますか?
随時可能ですが、事前にご連絡をいただき日程調整させていただきます。
古い成形品しかなくても金型を製作してもらえますか?
難しい質問です。成形品を計測して金型を起こした場合、厳に正確なコピー品は困難ですが、実績はあります。トライ品を確認していただきながら調整をいたします。続きを見る
図面がなくても修理できますか?
実物の成形品から推測する事になりますので、修理は可能ですが「絶対」ではありません。続きを見る
材質のわからない金型も修理できますか?
切削は可能ですが、溶接は同一材料で肉盛りするため材質不明の場合はご相談ください。 ただし、銅材やベリー材の溶接はできません。続きを見る
どんな金型でも修理できますか?
「すべて」とは言えませんが、お役に立てるよう全力を尽くします。 そのためにも、綿密なお打ち合わせをさせていただきます。続きを見る
修理・改造費用はいくらかかりますか?
修理・改造のボリュームによって大幅に違いが出ます。 内容をお打ち合わせしたのち、お見積もりを提出させていただきます。続きを見る
金型の解体・診断だけでも費用はかかりますか?
お預かりした金型の「組みバラし」が発生しますので、その費用は掛かります。 その後、修理・改造に着手が決まれば診断費用は請求いたしません。続きを見る
プレス金型の修理は可能でしょうか?
専門外ですがご相談はお受けいたします。
レーザー・精密TIG溶接機の肉盛溶接のみの加工は可能でしょうか?
可能です。 ただし、面積や深さなど肉盛りの量で時間や費用が大きく左右されます。
焼きいれ金型の修理は可能でしょうか?
可能です。